アート

2013年11月04日

瀬戸内国際芸術祭2013「小豆島」の4。

おいっす。

瀬戸内国際芸術祭

本日をもって瀬戸内国際芸術祭2013も閉幕。
春夏秋の3シーズン計108日間の会期を終えようとしております。
入場者数は100万人を超えたとか。
盛況でなによりでした。
かくいう私めも、先日無事に予定していた全行程を終えました。
春の沙弥島、夏の豊島、伊吹島、犬島、女木島、直島、秋の高見島、小豆島、粟島、本島、男木島の11島制覇!
プラス高松と宇野(カウントするのも憚れるが…)。
やはりどうしても大島だけは日程的に難しかったので、完全制覇とまでは行きませんでしたけど。

そんな2013年の記憶を漏らさず記録すべく、このブログに瀬戸芸日記を書き連ねているわけですけども、どうにもこうにも停滞しがち。
読んでいて、気になって、行ってみようか?とか思っていた人に届いたか、間に合ったか。。
そう考えると心苦しいのですが、記録として残すことに、もしかして意味があるのかもしれない、と思い直しつつ、本日もぼちぼち更新していきます。

えーっと、小豆島ね。
今回はそのラストです。

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瀬戸内国際芸術祭2013 小豆島編の4

三都半島を後にして、次に向かったのが醤の郷馬木。
三都半島の作品巡りはほとんどが車移動だったのに対して、こちら馬木は徒歩にて周ります。

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古くから醤油づくりが盛んな小豆島。
ここ馬木地区ではそんな醤油屋さんや蔵を見て回れる散策路があります。
その道の途中に瀬戸芸の作品も展示してあります。

三連休の中日、天気も上々とあって、醤油の香りが漂う町に、地図を片手に瀬戸芸パスポートを首から下げた老若男女(特に瀬戸芸女子多め)が続々集合。

さて、時間もあれだし、こちらも急いで周るよ。

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◆オリーブのリーゼント / 清水久和

今回の瀬戸芸小豆島のイコンとも言える、オリーブ畑の中に立つオブジェ。
触ると転びそうな白色巨大オリーブの実にリーゼント。
なぜにリーゼント?
このミスマッチが楽しい!のか?
キャッチーでフォトジェニックなので人気の作品です。

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この近くにも小豆島の顔が。
夏を思わせる陽射しがキツい今日、瀬戸芸女子の皆さんも日傘が活躍中です。

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ゆっくりと時が流れる醤の郷馬木。
その中を早足でスタスタと歩いて到着しました大きな古民家。

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◆小豆島カタチラボ / graf

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小豆島のカタチを考える。
様々な素材をもとに解体、再構築、変換する過程と結果の展示。
ラボラトリーと言うよりおしゃれ雑貨屋さんの様相。
小豆島の音をサンプリングした作品の中には蓮沼執太の名前も。
(DL用のURLもゲットできます。)

ただ単に作品を展示するより、参加型、体験型、そしてその模様を紹介する、または地域との結びつきをデザインする方向へと瀬戸芸もシフトして行っています。
何も説明せずモノをそこに展示する、そういった形式は人や物が溢れかえった時代だからこそクールに映り、成立したのでしょうが、これからの人や物が次第に減少し、絆も薄れていく時代においては、そのコミュニケーションのカタチこそがアートたらしめるのではないでしょうか。
その視点において半歩先行く展示です。
(grafについての詳細はこちらとかこちらを参照。)

ぐるりと一回り終えて駐車場に戻りました。
その付近にあるトイレがこちら。

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◆おおきな曲面のある小屋 / 島田陽

瀬戸芸での困りごと第1位は、食事場所の少なさと同じくトイレ問題でしょうか。
その点を考慮して今回の瀬戸芸ではトイレ自体を作品にしちゃっているものが多め。
こちらもそのひとつ。
この清潔感、オシャレ感なら瀬戸芸女子も安心して用をたせるってものですね。

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小豆島醤油工業組合の表札のある近代的な建物。
この中に展示されているのがこちら。

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◆小豆島町コミュニティアートプロジェクト / 小豆島町民+山崎亮+studio-L

LED?ランプ?
イエローのグラデーションも鮮やかな壁が一面。
アーティストをしのぐ作品を作ろう!のスローガンのもと住民の方々が作ったこちら。
いったい何か?と近づけば…

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すべて醤油!(お弁当などに入れるプラ容器に入っています。)
その数8万個!!
色を調節して白っぽいものから黒っぽいものまで、壁一面にびっしり並べてあるのです。
なんて大変な作業…。
そのおかげでかなりインパクトのある作品に仕上がりました。
オリーブ、醤油、そうめん!
小豆島はこの3本立てで間違いない。

そろそろ朝から続いたお腹の不調も癒えてきて空腹感が蘇ってきました。
そうめんでも食べる?
何か食べたいところです。
では、酒屋に行きましょう。

お腹が空いたのに酒屋とはいかに?

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森國酒造

小豆島唯一の酒蔵、森國酒造なう。
3年前以来の再訪。
日本酒とアート、雑貨、古民家、カフェが好きな人なら立ち寄っても間違いないスポット。
お酒の販売はもちろん、昼間はカフェもやっています。
今や田舎を歩けば古民家カフェにぶち当たる時代ですが、その中でもかなりセンスの良い部類ではないでしょうか。
酒屋さんだけに利き酒もできるというところが◎。

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ランプシェードも瓶とか枡とか。
酒粕を使ったカルボナーラを頂きましたが、これがまた美味!
車だけに利き酒はできませんでしたが、ちょっとほろ酔い気分を味わえます。
お酒はもちろん購入。
今回は純米吟醸「ふわふわ。」と吟醸「ふふふ。」を。
パッケージのセンスが良く、女性にも大人気。
味もちょっぴり辛口ながらもフルーティでさっぱりした飲みくち。
最近増えた日本酒っぽくないシャレオツsakeとして、間違いない一品です。

酒瓶をぶら下げて瀬戸芸巡りに戻ります。
昼間っから日本酒片手に芸術鑑賞とか…。

やぎっ!!

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◆Umaki camp / ドットアーキテクツ

やぎがいるよママー!
照れて柱の向こうに隠れちゃった。

住民と訪れた人をつなぐ試みがここにも。

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おばちゃんたちがどうぞどうぞと振る舞ってくれたそうめん(温)。
ちょうど食後のデザートが欲しかったところだったんですよ。

パスタの後そうめん。。

しかしウマウマ。
暑い日こそ逆に温かいそうめんってのもアリですね。
ごちそうさまでした。

お腹いっぱいでアートとかどうでもよくなりつつありますが、ここからまた車で移動します。
醤の郷苗羽エリアは都合上あえなくカット。
さすがに焦ってきました。
なにせフェリーは待ってくれないものね。

小豆島の瀬戸芸巡り、その最後は坂手港周辺です。
こちらにはビートたけしが構想した作品があります。
超有名人の作品なので人寄せ効果は高いでしょう。
現代アートが何であるか知る由もなく、知りたくもないけど、ビートたけしの作った(実際は作ってないけど)作品なら見てみたい、というミーハーな感情も理解できます。
さて、それなら、そのクオリティはどんだけのもんじゃい、と。
どれくらい集客力があるねん、と。

◆ANGER from the Bottom / ビートたけし×ヤノベケンジ

港へ車を停めて急な坂を山側へ上ります。
ははぁ~ん、なるほど結構な人だかり。
せっかく小豆島に来たならこれを見なきゃ気がすまない、って方々がわんさかと列をなして上っていきます。

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epicurean_egoist at 09:03|PermalinkComments(2)

2013年10月28日

瀬戸内国際芸術祭2013「小豆島」の3。

おいっす。

瀬戸内国際芸術祭

おはようございます。
小豆島、二日目の朝でございます。
私め、朝っぱらから少々お腹の具内がよろしくない状態でございます。
なのにだ、朝っぱらから、朝も6時半から、散歩に出る始末。
軽い気持ちで始めたものの、やっぱりというか、当然というか、朝の冷たい風にお腹が刺激され…。
急いで引き返すべきか、はたまた彼方に見える道の駅のトイレに駆け込むべきか、究極の選択ですわ。

そんな緊張感がここち良くもない二日目の朝でございます。
今日も三都半島から周ります。
予定より幾分遅れておりますので、無論、急ぎ足でございます。

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瀬戸内国際芸術祭2013 小豆島編の3

朝もはよから出発するつもりが、ピーピー状態に泣かされて、朝食もあまり食べられず、げっそり状態でとぼとぼ出発しました。
作品めぐりの前に薬屋に寄るか?
そんな時間は無いのだよ。
すぐに始めるのだよ。

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朝っぱらにトイレを借りた道の駅再び。
作品は9時半からOPENするもので。

青いすり鉢状の底に顔を突っ込むと見えるもの。

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◆花寿波島の秘密 / 吉田夏奈

海や。
島や。
すり鉢状のパノラマやで奥さん。
作品を上からも鑑賞できますが、撮影は禁止。
足場が危険なもので。

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秋の小豆島のミニチュア。
色合いがステキング。

はい、次。

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白い部屋?

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室内すべてが白い帯状の布で覆われている。

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◆小豆島 Story of the Island - ジ・ミン・ソブ《Bandagehouse》 東京藝術大学プロジェクト

その名も「包帯の家」。
主のいない家は怪我をしたと同じように、現在治療中とのこと。
白く、寒々しい。空白。空虚。

はい、次。

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◆小豆島 Story of the Island - 大橋文男《しろいいえ》 東京藝術大学プロジェクト
 
こちらは「白い家」
天井から吊り下げられた白い布。
それに映像作品を投影。

はい、次。

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その裏手にある、昔ながらの講堂(現在は使われていない)の内部ではこのような展示が。

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◆火のないところに煙は立たず / 越後正志

昔葉たばこを栽培していたその名残を今に伝える作品。
木の骨組みはその葉たばこの乾燥小屋。

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うつ伏せたかごの中の電球のゆっくりした点滅の中、幻想的でスケールの大きな作品です。

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カマやクワなどの道具の置き方も上手い。

さあ、どんどん行きますよ。
何せ時間がないんだから。
(スタンプラリー否定派のくせに、まんまとその罠にはまっている、とか…)

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epicurean_egoist at 04:07|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年10月27日

瀬戸内国際芸術祭2013「小豆島」の2。

おいっす。

瀬戸内国際芸術祭

肥土山から土庄の街なかへ戻ります。

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瀬戸内国際芸術祭2013 小豆島編の2

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土庄郵便局
会期中は壁に切手をペタペタとデコラティブ。

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瀬戸芸の作品ではないけれど、こういった連動したイベントとかって、祭の気分を高めますね。
街中ワクワクするみたいな。

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◆つぎつぎきんつぎ / 岸本真之

あらま、こんなところにきんつぎが。
前回はこまめ食堂近くに展示されていた作品です。
この場所の他にも展示しているらしいです。

さて、この土庄という街ですが、どうも街にサブタイトルが付けられているみたいなのです。
その名も「迷路のまち」
昔々南北朝の時代の戦のとき、敵襲に備えて路地を迷路のごとく張り巡らせたのが発端。
以前はそのような街もたくさんあったらしいのですが、現存するのは数少ないとか。
どのくらいの迷路かというと、夜になると住人でも道に迷うほどのレベル。
…って、単に街灯が少ないだけじゃ??(失敬だなキミは)

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迷路のまちのシンボル西光寺。
赤すぎます。

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その横の路地を入りますよっと。
こんなところに何があるのか?
果たしてこの道で合っているのか?
さすがに迷路。
とまでは迷いこんでいませんが…。

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◆迷路のまち~変幻自在の路地空間~ / 目

MeiPAMというアート集団がコーディネートして、目というクリエイティブ集団が制作した、迷路のまちという名の作品。
なんのこっちゃよくわかりませんが、どうやらこの建物の中が作品てことらしいです。
一見昔ながらのタバコ屋さん。
そのカウンターにステップが付けてある。
ここから身を屈めて入るのです。
なんでまたそんな特殊な入口なのか?と不思議に思うでしょ。
もうこの時点から「おかしなこと」が始まっているのですよ。

内部は撮影禁止。
瀬戸芸は結構撮影OKな作品が多いのですけど、ここは☓。
何やケチくさいなぁと思う事なかれ。
中に入ればわかります。
その”仕掛け”の妙に。
このタネが最初から明かされてたらオモロもなんともないわ。
だから撮影禁止。

古い建物なんですが、中身は縦横無尽に手が入っており、まさに迷路。
外見からするとさほど広くもなさそうですけど、驚くほど出口までが長い。
タバコ屋のカウンターを越えて中に入り、階段を登って2つ目の部屋へ。
そこにある洋服タンスを開いてください。という指示が出されます。
人気のない民家、しかも生活感がありありと残っているような人んちを忍び足で探る行為に、背徳感と言いましょうか、恐怖感と言いましょうか、ドキドキしつつタンスの扉を開くとそこに…!!
その後もお風呂や居間、台所など、ここはビックリハウスか!?と思わせる仕掛けがたくさん。
狭い民家のはずですが、とにかく現在位置が把握できない。
いったいオレはどこにいるのか?
普通、初めてひとんちを訪ねても、その間取りとかってだいたいは掴めるでしょ?
それがまったく掴めない。
どこがどこに繋がっているのか。

これは楽しい!
体験型アートスペースとしてすこぶるよく出来ている。
扉の向こうが想像もつかない場所へと繋がる快感は、実在するどこでもドアのよう。
これは是非とも体験してもらいたい作品です。
これだから現代アートって止められないわ。

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MeiPAM01。
右の円柱内部の階段から屋上へ、そして左の蔵(アートスペース)へと続くギャラリー。
面白そうだったけど時間の都合上入館は無しよ。
古い街にユニークな仕掛けを施し、活気を生む。
アートによる街の活性化がここでも展開されています。
ちなみにお向かいはカフェです。

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ギネスブック認定、世界一狭い海峡 土渕海峡。
川ではありません。

そんなところで迷路のまちは以上です。

今日のうちに周れるだけ周る。
じゃないと明日がしんどい。
ここから車で三都半島を目指します。

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2013年10月26日

瀬戸内国際芸術祭2013「小豆島」の1。

おいっす。

瀬戸内国際芸術祭

瀬戸芸秋会期も、いよいよ残すところあと1週間少々となりました!
今まで何してたんだよ?
全島レポするって言っておきながらこの放置っぷり。。

秋だからね、季節も良いからね、そりゃあいろいろ…。

すんません。寝てました。

やたらめったら眠いでやんの。
飯食ったら即睡眠というサイクルで、しかも暇さえあればランニングに興じちゃってる始末。

だけども毎週末は島巡りしてますよ。
朝っぱらから早起きして雨だろうと風だろうと。
だから写真だけは撮ってあるのよ。大量に。
レポもしたいのよ。
実際のところ、何度となく書きかけたんだけど、途中でやっぱ寝ちゃうんだこれがw

しかし、今日は書く。
とりあえず載せる。

久々の今回は小豆島編です。
前回の女木島以降、夏の直島、秋になって高見島、先週の粟島と巡りましたが、とりあえずそれはおいおい書くとして(ホントに?)、一泊二日で周ったけども全然足りなかった小豆島の旅について、とりあえずパパパッと紹介します。

でわ、急いでどうぞ。

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瀬戸内国際芸術祭2013 小豆島編

瀬戸内海で淡路島に次いで大きな島である小豆島。
今までのように歩きとかバスで周るより効率重視なら自家用車だろ?ということで、3年前と同じく新岡山港から車もろともフェリーで出港です。

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すんげぇ良い天気。
しかも夏とは違って風がすこぶる涼しい。
秋万歳秋万歳。
やっぱ旅に出るなら秋だわ。
とか言いながら、実は半袖Teeにベストという装いで少し寒いオレでした。

ズバビューンと土庄港に到着。
もう慣れたもんで、土地勘があるっていうの?なんとなくどっちに行けばいいかわかっちゃうんだな。
前回は土庄港周辺から始めて、エンジェルロードとか観光名所も訪ねつつ周りましたが、今回はとにかく作品の数が多い!
しかも島中に点在している!
まったくもって余談を挟む余地はないのだよ。

で、すぐさま向かったのが肥土山。
農村歌舞伎、竹ドーム、こまめ食堂、棚田、でお馴染みのあそこです。

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◆うみのうつわ / 長澤伸穂 

土庄町アクティブ大鐸(おおぬで)に車を停めて歩きます。
前回は巨人の展示があった農協の倉庫に到着。
土壁が雰囲気のあるこの建物の中に、光るファイバーで織られた船が暗闇に浮かんでいる。
LEDの光がさざなみのように点滅するその船に乗ることもできます。
船というより、まあハンモックだわな。

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さあ、今回も田んぼの中を歩くよー。
空は少し曇ってきたけど、遠足にはちょうどよいわ。
で、歩き始めた途端、何やら見えてまいりましたね。巨大なオブジェが。

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◆わらアート / 武蔵野美術大学わらアートチーム

稲わらをまとめて縛って巻いて立たせて巨大生物の形に成形。
前回は稲刈り前だったため見逃したわらアート。
今回はじっくり見えるよ。
こりゃ子供も楽しいわ。
つーか、これイノシシ?あ、トリケラトプス??

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そんでもってゴリラ。
でかい。
本物はここまでデカくないだろ。

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うむ。
腰から背中、お腹にかけてのラインにちょっと欲情。。
結構リアルです。

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肥土山農村歌舞伎舞台には「小豆島の顔」というプロジェクトが。
小豆島に暮らすおじちゃんおばちゃん225人の写真が展示されています。
素朴で味があり、開催する場所を巻き込んでの祝祭空間としての演出も抜かりありません。

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農村歌舞伎舞台から川沿いを東に歩きます。
前回は途中途中に作品が点在していましたが、今回はとにかく歩くのみ。
距離が結構ありますので、車で別ルートを辿っても良いかと思いますが、なんか知らんが、この道は歩きたくなるんだな。

木立を抜ける風も涼しく、熱中症になることもない秋の遠足。
この林を抜けると見えてくるのが、ご存知巨大なアレ。

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2013年09月01日

瀬戸内国際芸術祭2013「女木島」の2+高松。

おいっす。

瀬戸内国際芸術祭

女木島の続きです。
大竹伸朗ワールドにどっぷり浸かったあとは、午後からもっと濃密な大竹ワールドを訪れる予定。
その前に女木島をささっと回ります。
とりあえず女根さえ押さえておけば女木は大丈夫?

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瀬戸内国際芸術祭2013 女木島編 +高松

女木小からちょいと歩けばレアンドロ。
レストランも併設なので、作品を眺めながらのランチも楽しめます。
11時オープンなのでまだ仕込中でした。
作品は一度見ちゃうと新鮮味もあまりないので、まあサクッと鑑賞を終えて、とりあえず冷たいものでも頂きましょう。

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◆不在の存在 / レアンドロ・エルリッヒ 

アイス(゚д゚)ウマー!!
涼を取りながらの島歩き。
これからまだまだ暑くなりそうです。

路地をてくてくと歩いてたどり着いたのは、これまた3年前に訪れた作品。

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風情のある建物ですね。
風情ちゅうか風化ちゅうか崩れそう、というかすでに崩れていますw

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◆均衡 / 行武治美

納屋に吊り下げられたミラーガラスの輝き。
キラキラしてきれい。
を感じるのは入ってから1分間ほど。
その後急激に蒸し暑さが襲ってきます。

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裏側から眺めることもできます。
2階に上れば上からも。
ただし、こちらの階段というか梯子段は小さく急で、2階の板張り床はミシミシふわふわな不安定さ!
なので人数制限があります。
一度に何人も上れば確実に床抜けしますので注意。

港に向かいます。
その途中にあるのがこちら。

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◆MEGI HOUSE / 愛知県立芸術大学瀬戸内アートプロジェクトチーム 

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ウッドデッキあちー!
涼しい夕べにここに寝そべってピアノを聴くとか、いいですね。
コンサート会場としても活躍中。
壁にあるカラフルな板はその音を反響させるための仕掛け。

ここ以外にも愛知県立芸術大学は龍潜荘という場所で展示を開いているそうでした。

◆愛知県立芸術大学国際交流展 / 愛知県立芸術大学瀬戸内アートプロジェクトチーム

船の便の都合上行けなくて残念。

港に戻ります。

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20世紀の回想 / 禿鷹墳上

めおん号からもよく見える、モアイ像と並んで今や女木島のランドマークになっているグランドピアノ。
記念撮影の場所として大活躍です。
ただし炎天下にさらされているその椅子に腰掛けるときは注意してください。
あちー!

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◆カモメの駐車場 / 木村崇人

防波堤には風見鶏ならぬ風見鴎。
前回から数が増えている?

以上で女木島終了。
3時間の滞在で作品はほとんど見れますので、そのまま男木島に渡るのもひとつの手です。
ですが、まあ、暑い。
アート鑑賞かウォーキング大会か、どっちだと聞かれたならば、迷わず後者を選ぶほどの走破距離。
しかも真夏。
汗の量もハンパありません。
無理はしないのが鉄則ですからね、真夏の瀬戸芸。

しかしながら、このあとは高松の街をてくてく旅するんですけど。。
いったいこの夏はどれだけ歩かせるのか瀬戸芸。

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ばいばい女木島。
11時20分の便で高松港へ。

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